便器のひび割れの原因と応急処置

便器のひび割れの原因と応急処置

トイレ掃除をしていたら便器がひび割れていた、便器のひび割れから水漏れを起こしていた!という経験はありませんか。便器は丈夫で、長期使用が可能な素材を使っているため、なかなか便器にひびが入るということはありませんが、トイレを踏み台にしたり、変なところに力が加わってしまうと、ひび割れを起こしてしまう場合があります。では、便器がひび割れる原因や、ひび割れてしまったときの対処法について見ていきましょう。

便器は何製?

日本のほとんどのトイレの素材には「陶器」が使用されています。陶器には、経年劣化しにくく、耐久性も高く、汚れがつきにくいという特徴があり、こまめに掃除を行うトイレにとっては適した素材です。トイレが陶器製であることで掃除がしやすい、壊れにくいという嬉しいメリットがあるものの、水垢が付きやすく落とすために研磨ブラシを使うため、トイレを傷つけてしまうというデメリットもあります。そのため、近年では、陶器トイレのデメリットを改善した「セラミック」や「有機ガラス系」「セフィオンテクト」などの新素材が注目されています。

便器がひび割れる原因

トイレの上に乗った

トイレの上に棚が設置している家やトイレの天井や上の方を掃除をする際に、背が届かなくてトイレを踏み台にしてしまうと、トイレにひびが入ってしまうことがあります。普段のトイレの使い方では力や負荷がかからない場所にまで、力が加わってしまい、便器自体にひびが入ってしまうのです。

何かをぶつけた、落とした

便器に何か重量のあるものをぶつけてしまったり、落としてしまうと便器にひびが入ることがあります。一番多いのが、トイレ掃除の時にタンクを掃除しようとしてタンクの蓋を持ち上げようとしたら手が滑って、便器に落としてしまうケースです。タンクもタンクの蓋も陶器でできているものが多いので、掃除で持ち上げる際には注意しましょう。

熱湯を使用した

しつこい汚れやこびりついた汚れを落とそうと、便器に熱湯をかけてしまうのもひび割れの原因になります。トイレに使用されている陶器は頑丈ですが、熱湯には弱い素材なので、トイレ掃除には熱湯は使用しないでください。もし、お湯を使って掃除をしたい場合には40〜60度くらいにしておきましょう。

便座がひび割れたときの応急処置

止水栓を止める
便器にひびが入ってしまい、そこから水漏れを起こしている場合には、まず止水栓を止めて水漏れを抑えましょう。止水栓はトイレの奥の方にあり、ハンドル式もしくはマイナスドライバーを使って回すタイプがあるので、確認してから回しましょう。

便器の中の水を出す
便器の中の水を出す

便器の中に水が溜まっていると、ひび割れているところから水漏れしてしまうので可能であれば、ひび割れをしている部分よりも下の水位になるように水を出しましょう。この時、バケツや給水パイプなどアイテムを使用すると簡単に水を抜けるので、おすすめです。

市販のアイテムで補修する

ひび割れを起こしている部分をホームセンターで販売されているパテ、コーキングなどを使って補修しましょう。市販のアイテムでひび割れを埋めることはできますが、あくまでも一時的な応急処置なので、水漏れが収まったとしてもまた、すぐに水漏れをしてくる可能性が高いので、必ず新しいものに交換するようにしてください。

便器のひび割れを放置してしまうと・・・?

便器のひび割れを放置してしまうと、多大な修繕費が必要になります。便器がひび割れすると水漏れを起こし、床が水浸しになって床材がダメになってしまうので、床の張替え工事が必要になります。集合住宅であれば階下漏水を起こしてしまい、下の階にカビを繁殖させてしまう危険性もあります。また、漏れた水が汚水だった場合は消毒作業も必要になり、さらにお金がかかります。便器のひび割れ、水漏れを発見したら軽視しないで業者、賃貸物件なら管理会社もしくは大家さんに連絡して、早めに修理を行いましょう。

まとめ

日本のトイレには耐久性が高く、経年劣化しにくい「陶器」が使われています。そのため、変な使い方しなければ滅多に割れることはありません。しかし、何らかの原因でひび割れてしまった場合には、止水栓を止めてトイレ内の水を抜き、水漏れを防ぎましょう。この後、床を拭いたり、業者に連絡したり、賃貸物件なら管理会社や大家さんに連絡して早急に対応してください。トイレのひび割れは軽く考えず発見したらすぐに対処して、大きな被害がでないようにしましょう!

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