2021.06.14 カテゴリ：コラム

トイレの床が濡れているときの原因

ある日、いつも通りにトイレに入ったら床が濡れていたという経験はありませんか？濡れた床を拭いて軽く掃除をしておしまい！と言いたいところですが、トイレの床が濡れている時は、早急な対応が必要な緊急事態です。床が濡れているのは、いくつかのトイレの故障や不備などが原因の場合が多く、放置してしまうと床材をダメにしてしまったり、トイレ全取り替えになったり、集合住宅では近隣に迷惑をかけてしまうことも・・・。では、トイレの床を濡れてしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか？

トイレの床が濡れているときの原因

トイレの設置不良

ゆっくりじわじわと床が濡れる場合には、トイレの設置不良の可能性があります。流した直後に床が濡れるのではなく、時間の経過と共に床を濡れるというのが特徴です。設置不良はトイレを設置する時に便器と排水管の接続部分がズレてしまって、そのまま使用してしまうと床が濡れてしまいます。最近、トイレを新しくした場合や修理などで一度、便器を外した時に設置不良を起こし、水漏れをしてしまっていることが原因と言えるでしょう。

排水管の劣化

水を流すとトイレと床の間から水漏れをする場合には、排水管の劣化やひび割れ、部品の緩みなどが考えられます。トイレの排水管も使用していくと劣化していくものです。トイレの排水管からの水漏れは、臭いや衛生面としても不安なので、プロの業者に連絡して直してもらいましょう。また、トイレの排水管ではなく、トイレの下を通る排水管が故障して水漏れを起こしていることもあるので、一度プロの業者に見てもらうのをおすすめします。

ウォシュレットと接続部分からの水漏れ

ふと気づくと床が濡れている場合には、ウォシュレットやシャワートイレと給水管を繋ぐ接続部分からの水漏れが原因かもしれません。原因としては、部分のサイズが違っている、緩みから生じる接続不良、給水管の劣化などが考えられます。また、タンクを内蔵しているトイレの場合は、内蔵されているタンクの劣化が原因で水漏れをしているかもしれません。

便器のひび割れ

トイレは陶器でできているので、とても頑丈なのでめったにひび割れることはありません。しかし、何かをぶつけてしまったり、熱いものを流したり、長年使っていてかなり古いトイレなど、大きな負荷を与えてしまうと便器がひび割れてしまい、水漏れを起こしている可能性があります。

タンクから水漏れ

トイレのタンク周辺からポタポタと水漏れを起こしている場合には、タンクのひび割れ、給水管の故障が考えられます。また、タンクから水漏れしているように見えて、実はタンクと便器を繋ぐ接続部分の緩みや劣化などが原因ということも少なくありません。接続部分の場合は締めれば解決できるので、ご自身で簡単に直せます。

結露

冬の季節や梅雨時になるとトイレの床を濡れる場合には「結露」の可能性が高いです。床だけでなく、便器やタンクも濡れていたら結露が原因と言えるでしょう。特に寒い季節や梅雨時は便器やタンクと室温の温度差が大きくなることから、結露が発生してしまうのです。結露が起こると湿度が高くなり、カビが発生しやすくなるため、こまめな換気や床を拭くなど対策が必要になります。また、結露しにくいトイレに変えるのもおすすめです。

トイレの床が濡れていたら最初にすべきこと！

止水栓を止める

トイレの床が濡れていることに気がついたら、まずが止水栓を止めましょう。トイレの止水栓は奥にあるので、ドライバーなどを使って右に回して水を止めます。このとき、何回、回したのかを記録しておきましょう。もし、自分でトイレを修理する際に右に何回、回したのかを把握しておかないと止水栓を開くときに開きすぎたり、中途半端に開いてしまい水量が弱くなってしまうので、必ず記録しておきましょう。

漏れている場所を確認する

止水栓を止めたら、どこから水漏れを起こしているのかを確認します。便器と床の間が濡れていないか、タンクと便器の接続部分、給水管、ウォシュレットなど漏れている部分を確認してください。もし、水漏れが分からない場合には止水栓を開けて水漏れしている場所を確認しましょう。確認できたら、止水栓は止めておきましょう。

床を拭く

止水栓を止めて、水漏れ箇所を確認できたら、床をしっかりと拭きましょう。床が濡れていると床材をダメにしてしまうので、しっかりと乾拭きをして床材へのダメージを少しでも軽減しておくことで、被害を最小限に抑えられます。また、床が濡れているときの水が汚水の場合はアルコール消毒をして、臭い対策と除菌を行いましょう。

まとめ

トイレの床が濡れている原因には、便器と床の間からの水漏れ以外にも、いろいろな原因がありました。実際にトイレの水漏れを発見すると、どうしていいのか分からないという人がほとんどでしょう。トイレの床が濡れているのは水漏れしているサインなので、見落とさず原因を突き止める必要があります。もし、トイレの水漏れの原因が見つからない場合には、すぐにプロの業者に連絡して、見てもらうことをおすすめします。毎日使うものだからこそ、小さな変化を見落とさず、毎日を快適に過ごしましょう。

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